yuubooo’s IPO diary

IPO投資のあれこれ 初値予想など

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【保存版】IPO投資をする上で覚えておきたい基本的なIPO用語集

<IPO用語集>

・IPO(新規公開株)

 会社の株式を一般の投資家に売り出すために、初めて株式市場に株式を公開すること。IPOとは”Initial  Public  Offering”の略語です。

・公募株

 上場する企業が新しく発行する株式。上場時に市場から資金を調達することを目的に発行されので企業に資金が入る。

・売出株

 既存株主が市場に出す株式。創業者など既存の大株主が売却する株のことで売出株の売却収入は既存株主の資金になる。

・オーバーアロットメント(OA)

 IPOを実施する前の調査で、公募・売出しの株数を上回る需要が見込める場合に追加で売り出される株式のこと。主幹事の証券会社が大株主などから株を一時的に借りて投資家に売却される。

・ブックビルディング(BB)

 株式等の需要予測をすることを目的に購入希望者から希望株数、および価格を募り、適正な発行価格(および売出し価格)を決定するための制度。ブックビルディングに参加することでIPO株の抽選配分が行われます。

・仮条件

 IPOの株式の発行価格がブックビルディング方式で決められる際、引受証券会社があらかじめ提示する価格の範囲のこと。投資家は、その価格の範囲をもとに需要価格や株数を申告する。

・公開価格

 取引所への上場と同時に行う募集又は売出しに係る株式等の発行価格又は売出価格で新規で投資家に公開される株式のこと。

・ベンチャーキャピタル(VC)

 ベンチャー企業の株式などを引き受けることによって投資をし、その企業が株式公開するなどしたのち株式などを売却し、キャピタルゲインを獲得することを目的とした投資ファンドのこと。

・ロックアップ

 株式等の募集や売出しを実施した後の需給関係を安定させることを目的として、発行者や大株主等と主幹事証券会社との間で、その後一定期間にわたり原則として株式等の新規発行や売却を行わないことについて合意すること。一般的に公募価格の1.5倍などによる条項や、90日や180日で解除が設定されること多い。

・ストックオプション(SO)

 従業員や取締役などが、自社の株に対して決められた価格で購入できる権利のこと。IPOの際、上場前に決められた価格で買うことができるため、上場後に一定の期間内に権利を行使して株式を取得し、その株式を市場で売却することによって利益を得ることができる。

・親引け

 IPOを行う企業がIPO株の販売先を指定すること。親会社や関連会社の株式を保有している投資家が優先的に新規公開株を割り当てられる制度。従業員持株会に行われることもある。なので、一般投資家に割り当てられる株式数は減ることになる。
※親引けは原則禁止となっており、親引けを行う場合は条件があります。

・IPOディスカウント 

 IPO時ファインナンスの公開価格(想定発行価格)決定プロセスにおいて、想定される理論時価総額に対して、一定のディスカウント率を適用し、公開価格を決定すること。IPOディスカウントを行う理由は複数あるが、一般的に新規上場する会社の開示情報は限定的で上場株式と比べて投資リスクが高いと考えられることなどがある。

・即金規制(即日現金徴収規制)

 新規上場銘柄が上場初日に値段がつかなかった場合などに相場の過熱を抑えるために実施される規制。即金規制になった場合は証券口座の「お預かり金」や「現金残高」の金額内での購入になる。

・引受価格

 株式等の募集や売出しにおいて、引受証券会社が発行者または売出人から株式等を買い取る1株当たりの金額のこと。引受証券会社は、引受価格で株式等を買い取り、引受価格とは異なる価格(発行価格)募集や売出しを行う。この引受価格と発行価格の差額が引受証券会社の手取りになる。

・シンジケートカバー取引

 株式等の募集や売出しに際して、オーバーアロットメントによる売出しが実施された場合に、主幹事証券会社が借り入れた株式等を返還する目的で、一定期間中に当該銘柄の株式等を市場から買い付ける取引のこと。

・誠意買い

 IPOが公募割れする際に見受けられる引受価格と同価格によるシンジケートカバー取引のこと。初値が公開価格を下回るIPO株の下落価格の目安にもなる。

・目論見書

 投資家に対して発行されるもので、重要情報が記載された資料となる。目論見書に記載された財務状況や事業内容などを確認した上で、投資家は投資判断をする。

・ロードショー

 上場予定企業が発行価格(公募価格)決定前に機関投資家向けに行う会社説明のこと。

・親子上場

 親会社が子会社とともに上場している状態。親子上場は欧米ではほとんどみられない。日本特有のものになる。

・グロース市場

 高成長を期待できるベンチャー企業をはじめ、創業から期間が経っていない新興企業を対象にした市場のこと。従来の市場区分の東証マザーズと、JASDAQグロースを集約したものという位置づけになる。

・スタンダード市場

 中堅企業向けの市場区分のこと。投資対象として十分な時価総額(流動性)と上場企業としての基本的なガバナンス水準を備えた企業向けの市場となっている。

・プライム市場

 多くの機関投資家の投資対象となりうる規模の時価総額(流動性)をもち、一定の実績を有した企業が上場する市場のこと。上場基準がもっとも厳しい市場となる。

・TOKYO PRO Market

 東京証券取引所が運営している市場で、他の市場と異なり、プロ投資家のみを対象とした市場となっています。一般市場よりも柔軟な上場基準となっており、上場するために必要な株主数の基準や流動株式数の基準に制限がない。