ソラコム（１４７Ａ）がＩＰＯに承認！大型サイズで過密日程でのＩＰＯ上場を乗り切れるか！！

ソラコム（１４７Ａ）ＩＰＯ上場！初値予想考察！！

　ソラコム（１４７Ａ）がＩＰＯに承認されました。事業内容や日程の紹介、初値予想をしていきたいと思います。
　業種は情報・通信業で上場日は３月２６日（火）で、Ｌ is Ｂ（１４５Ａ）、ハッチ・ワーク（１４８Ａ）、ＪＳＨ（１５０Ａ）と同じ上場日で４社同日上場になります。上場市場は東証グロース市場となっており、主幹事を務めるのはみずほ証券と大和証券の２社共同主幹事となります。市場からの吸収金額は想定価格の８２０円～８７０円としてオーバーアロットメントを含め１０１.８億円～１０８.１億円となります。

＜事業内容＞

・ＩｏＴプラットフォーム「ＳＯＲＡＣＯＭ」の開発・提供

＜スケジュールなど＞

ＢＢ申込み期間	3/7（木）～3/13（水）
当選発表日	3/14（木）
購入申込み期間	3/15（金）～3/21（木）
上場日	3/26（火）
想定価格	820円～870円
仮条件価格	820円～870円
公募価格	870円で決定

※日程は証券会社によって異なる場合があります。

＜当選株数＞

公募株数	4,733,800株
売出し株数	6,071,500株
合計	10,805,300株
ｵｰﾊﾞｰｱﾛｯﾄﾒﾝﾄ	1,620,700株

＜幹事団＞

	証券会社	完全抽選予想枚数
主幹事	みずほ証券	8,655枚
主幹事	大和証券	1,081枚
幹事	野村證券	486枚
	ＳＭＢＣ日興証券	162枚
	岡三証券	86枚
	東海東京証券	86枚
	松井証券	864枚
	マネックス証券	540枚
	楽天証券	540枚
委託	大和コネクト証券	―
委託	岡三オンライン	―

＜業績（連結）＞

決算期（3月）	2021年	2022年	2023年
売上高（千円）	-	5,450,617	6,299,403
前年比	-	-	15.6%
経営利益（千円）	-	465,746	112,799
前年比	-	-	-75.8%
2023年(12月期)	2023年（第3四半期時点）
売上高（千円）	5,454,279
達成率（前期から）	86.6%
経営利益（千円）	632,454
達成率（前期から）	560.7%

＜独自見解予想＞

　ソラコム（１４７Ａ）ですが、業種が情報・通信業となっており、「ＳＯＲＡＣＯＭ」というＩｏＴプラットフォームの開発・提供を行い、あらゆるものがインターネットにつながるＩｏＴ（Internet of Things）の実践と活用で誰もがＩｏＴを実現できるよう、必要となるＩｏＴデバイスの選定支援、通信サービス、アプリケーションなどを、ワンストップで支援を行っております。（ソラコムＨＰより抜粋）上場日は３月２６（火）となっており、過密日程の中での４社同日上場になります。資金分散の影響も大きく大型サイズのＩＰＯになるため不安要素になります。上場日までの他のＩＰＯの調子が良ければ踏ん張れそうな感じですが、ＩＰＯ市況が悪化してしますと、買い意欲の後退から初値は厳しくなりそうな印象。業績は売上、経営利益ともに２０２３年の第３四半期時点で順調に推移をしており、問題はない感じ。当選株数は１０,８０５,３００株と非常に多く、利益が出るようなら全力申込みで複数単元数も狙えそう。上場時の売り圧力はベンチャーキャピタルの保有株がありますが、１８０日間のロックアップが掛かってます。他の既存株主にも１８０日間のロックアップが掛かっているためその点ではプラス材料。ですが、売り圧に繋がるストック・オプションの未行使が結構あるためそこはマイナス材料となる。ソラコム（１４７Ａ）ですが、４社同日上場が何とも言えない状況、４社の中でも埋もれてしまう可能性があるため、申込みの判断は慎重に行いたいと思います。

＜判定＞

☆ ☆ ☆ ☆ ☆ （良い）
☆ （悪い）
日程	☆ ☆
業態	☆ ☆ ☆
業績	☆ ☆ ☆
規模	☆ ☆
売り圧	☆ ☆ ☆
IPO市況	☆ ☆ ☆
総合	☆ ☆ ☆