イタミアート(168A)の初値を徹底分析!!
今回は4月8日(月)に上場したイタミアート(168A)の大手初値予想会社の予想より大幅に弱い初値になってしまった件について、後講釈になりますが考察していきたいと思います。まずは上場までの価格の推移です。
想定価格 | 1,590円 | |
---|---|---|
仮条件価格 | 1,580円~1,600円 | 強気設定 |
公募価格 | 1,600円 | 最上限価格 |
大手初値予想会社の初値予想はこのようになってました。
第一段の初値予想 | 3,000円~3,500円 |
---|---|
第二段の初値予想 | 3,000円~3,300円 |
上場直前の初値予想 | 3,000円 |
そして、独自の初値予想はこうです。
第一段の初値予想 | 2,100円 |
---|---|
第二段の初値予想 | 2,900円 |
上場直前の初値予想 | 2,700円 |
<イタミアート(168A)のIPO的視点>
主幹事 | 東海東京 | 地場証券 | × |
---|---|---|---|
スケジュール | 単独上場 | 資金分散なし | ○ |
当選株数 | 570,000株 | 少ない | ○ |
業態 | 屋外広告 | 地味 | × |
業績 | 右肩上がり | 堅調 | ○ |
規模 | 10.4億円 | 小さめ | ○ |
売り圧 | VC有り | 多少の売り圧 | △ |
<イタミアート(168A)の初値>
公募価格 1,600円 初値 2,000円 終値 1,753円
初値利益 400円 上昇率 25.0%
<上場当日のチャート>
<考察のまとめ>
イタミアート(168A)の弱い初値は個人的には大手初値予想会社に振り回された印象があります。独自の初値予想も大手初値予想会社の予想をある程度は参考にしますので、ファーストインプレッションの2,100円よりだいぶ上の2,700円の予想を最終的にはしました。やはり地場証券の東海東京証券で業態が地味ということもありますし、個人投資家目線でも2024年に上場したIPO銘柄のほとんどが右肩下がりの状況となってますので、それだけ警戒感がとても強かったということなのでしょうか。また上場当日のチャートを見ましても寄付きが天井となってます。初値が大手初値予想会社の予想よりだいぶ下での着地なので、セカンダリー期待で一度は上を攻める展開もあってもおかしくないと思うのですが。初値の弱さと、セカンダリーでも振るわない結果を見ますとIPO市況の悪化が浮き彫りになった形でしょうか。なんにせよ、この状況はIPO投資家にとっては好ましくないので、これから上場するIPOに一石を投じてもらって今のIPO市況を好転させてほしいです。
※あくまで一個人の考察となりますので、投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。
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